アラフォー世代になると、悩みの数も深刻度もぐっと増えてきます。
親の介護・入院・死別、子どもの不登校・病気・友達トラブル・ママ友関係、そして自分自身の病気や離婚、心や身体の変化…。どれも避けては通れない現実です。
私のまわりを見渡しても、明るく振る舞っている人ほど実は深刻な悩みを抱えていることが多いです。
人は誰でも、言わないだけで“驚くほど多くの辛さ”を抱えて生きているんですよね。
言わないだけで抱えている「見えない辛さ」
40代になると、「しっかりしていなきゃ」「弱音を吐いたら迷惑をかける」と無意識に思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
だからこそ、表面上は元気に見えても、心の奥には疲れや不安、焦りが積もっていることがあります。
親の介護も、子どものトラブルも、自分の老いも。どれも“正解がない問題”です。誰もが初めての経験のなかで、必死にバランスをとろうとしています。
人間不信も混じってるのと過去の経験から、「自分の悩みを他人に打ち明けると、それをバラされるリスクを生んでしまうから誰かに相談する選択肢はなくした」んですけどね^^;
そうなると、自分の中で膨大な量の「葛藤」するわけです。
あとは、信頼できるインフルエンサーや心理学などを調べて、「自分の状態」「当事者、関係者の状態」を認識して、できるだけ俯瞰して物事を見る努力をしています。
「良いことも悪いことも、長くは続かない」と考えるようにする
私はあるときから、「良いことも悪いことも、ずっとは続かない」と思うようにしました。
悩みの渦中にいるときは出口が見えないように感じても、必ず波は変わります。逆に、幸せな瞬間も永遠ではない。それを受け入れることで、心が軽くなることがありました。
きっかけは、精神科医・芳賀先生や益田先生・さわ先生のYouTube動画を観たことでした。
「人生は波のようなもの。ずっと良い状態も悪い状態も続かない」
目から鱗が落ちました。
動画を見ていくうちに、自分の“思考のクセ”や“偏り”に気づいたのもこの時期です。
今がどんなに辛くても、「これは永遠じゃない」「変化の途中にいるだけ」と考えると、少しだけ前を向けます。
なぜこんなムーブが起こったのかというと、身内に精神疾患を発症して障害者手帳の取得をしている者がおり、それが一番のきっかけでした。
自分の力でどうにもならないことを、無理に変えようとしない
親の病気や子どもの問題、自分の体調…。
全部を完璧に解決しようと頑張っていた時期がありました。
でも、現実はうまくはいかない。
どれだけ努力しても、変えられないことは確かにあるんです。
そこに気づいてからは、「変えられることに専念し、変えられないことはいったん手放す・見守ってみる」という考え方にしています。
親の介護なら「今日できることを丁寧にやる」。
子どもの問題なら「まず目の前のひとつに集中する」。
自分の不安なら「完璧を求めず、できる範囲で整える」。「目の前の仕事や家事、やるべきことに集中する」。
そうやって少しずつ焦点を絞っていくと、不思議と心が落ち着いて取り組めるようになりました。(心のざわざわをやり過ごすことが出来ました)
現代はタイパ・コスパが叫ばれているところではありますが、全ての事柄がそううまく運ぶわけではないですね。
世の中って、びっくりするくらいどうにもならないことや時間がものすごくかかることばかりですね。
↓いつもお世話になっている考え方や心理学について勉強させてもらっているかなえ先生の書籍おすすめです!
目の前のことを1つずつ

全部を一度に解決しようとするのはほぼほぼ難しく、なおかつ心が追いつかなくなります。
だから私は、「今日できることをひとつだけ」に絞るようにしました。
- 朝起きたら「今日できる小さなこと」を決める(TO DO作成)
- 途中で焦りそうになったら深呼吸して、「今はこれに集中しよう!」と自分に言う
- 終えたら小さく「よし、できたね自分えらい」と自分自身に声をかける
たったそれだけのことでも、「私は今日も生きてる」「ちゃんとやってる」と感じられる瞬間が増えていきました。(自己肯定感の構築・上昇)
「辛さを飼い慣らす」という考え方

辛さを“克服する”より、“飼い慣らす”という表現のほうがしっくりきます。つまり、無くすのではなく、共存するということ。
「辛さ=悪」と思うと、それを消そうと必死になります。
でも、消そうとすればするほど、心は病んで、疲れていく。
だから私は、辛さを“隣に座らせる”くらいの感覚で付き合うようにしています。
自分の中の弱さや不安を否定せず、「今はそう感じているんだね」と受け入れる。
その思考を、何度も何度も繰り返す。
そうすることで、少しずつ“飼い慣らせる”ようになっていきます。
生きている中で、辛さを切り離すことは不可能に近いことに気づいたからです。(もちろん、自分から不幸や辛いことに近づこうなんてしてないんですけどね^^;)
まとめ:悩みとともに生きる力を育てよう
・良いことも悪いことも、ずっとは続かない。
・変えられることに集中し、変えられないことは手放す。
・完璧を求めず、目の前のひとつずつに向き合う。
・辛さを無理に消そうとせず、共に生きる覚悟を持つ。
同じアラフォー世代として、いろんな波を乗り越えてきたあなたへ。どうか、自分を責めすぎないでください。
今日できた小さな一歩を、自分で認めてあげてくださいね。


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