会うだけで元気が出る人、安心できる人、気持ちが明るくなる人っていますよね。
一方で、会った後にどっと疲れる人、なぜか気分が落ち込む人…そんな経験はありませんか?
実はその相手、いわゆる 「エナジーバンパイア」かもしれません。
この記事では、エナジーバンパイアの特徴や心理、関わり方のコツを詳しく解説しますね。
エナジーバンパイアとは?
「エナジーバンパイア」は、周囲の人の気力・精神力を奪ってしまうタイプの人を指す言葉で、語源は
吸血鬼のように「エネルギーを吸い取る」比喩からきています。
本人は悪気がないことも多く、むしろ自分が人からエネルギーを奪っていることに無自覚なケースもあります。
皆さんも、1度や2度遭遇したことがある人種ではないでしょうか??
「会うとドッと疲れる」「エネルギー・元気を吸い取られる」というイメージですね。
エナジーバンパイアの主な特徴7つ
「もしかして…?」という事象があったら、下記の特徴が当てはまるかどうか、チェックしてみてください。
- 被害者意識が強い:何かあるたび「自分ばかり損している」と嘆く
- ネガティブな話題が多い:愚痴・悪口・不満を延々と話す
- 自己中心的:相手が疲れていても気にかけない
- 否定から入る癖がある:「でも」「無理」「できない」が口癖
- 不安や心配を煽る:相手の気力を削る言い方をする
- 何かと依存的:相手に助けてもらうことが当たり前
- 人の成功を素直に喜べない:嫉妬やマウントを取る
これらが複数当てはまれば、エナジーバンパイアの可能性は高めです^^;
なぜエナジーバンパイアになってしまうの?当事者の心理背景
- 自己肯定感が低い
- 孤独感が強い
- 承認欲求が強すぎる
- 愛情不足
幼少期の環境、トラウマ、極端にストレスの多い生活…
様々な要因が複雑に絡み合って「人から奪う形のコミュニケーション」へと偏ってしまうことがあります。
エナジーバンパイアとの関わり方|NGとOK例
NGな対応例
- 無理して全て話を聞いてあげる
- 否定されないように気を遣いすぎる
- 相手を変えようと頑張る
これらをやってしまうと、相手が調子に乗ってしまい、ますます相手の依存・吸収を加速させます。
OKな対応例
- 距離を置く(会う頻度を減らす/返信を急がない)
- 境界線を引く(やらないことをはっきり決める)
- 共感しすぎない(相手の問題を背負わない)
- 話題を切り替える
- 短時間で会う(長期戦を避ける)
自分のエネルギーを守るために必要な〈セルフケア〉です。
気力を吸われない!すぐできるセルフ防御テク

エナジーバンパイアとの関わりは、気づかないうちに心を削ります。だからこそ、簡単にできるセルフ防御テクを知っておくことが大切です。今日から試せる方法をわかりやすくまとめました。
①「共感しすぎない」練習をする
優しい人ほど、相手の不安や怒りに巻き込まれやすいもの。共感は大切ですが、感情まで飲み込む必要はありません。
おすすめフレーズ:「そう感じてるんだね」「大変だったね」と“共感の線引き”をする。
相手の感情は相手のもの。自分の心のテリトリーを守りましょう。
②タイムリミットをあらかじめ決めておく
長時間一緒にいるほど、どんどんエネルギーが奪われてしまいます。
例:「30分だけ」「次の予定があるから」など、先に期限を設定。
話が長引いても切り上げやすくなります。
③物理的な距離を置く
人は距離が近いほど感情への干渉が強くなります。通話よりメッセージ、対面よりオンライン。近づきすぎない環境を作ることがポイントです。
会社なら席を変える、休憩時間をズラす…それだけで心の消耗が減ります。
④話題を“ポジティブ側”へそっと誘導
愚痴・不満モードに入りがちな相手には、少しずつ別の方向へ。
- 「最近楽しかったことは?」
- 「じゃあ、どうなったらいいと思う?」
相手の負のループに巻き込まれない工夫です。
⑤自分の感情に気づく時間を確保する
「何となく疲れたな…」と感じたら、それは防御シグナル。感情を無視しないことが最重要です。
身近な人がエナジーバンパイアだったら?
家族・パートナー・職場の人など、距離を置きにくいケースは多いもの。
その場合は、
- 会話内容に制限をかける
愚痴の相手役にならない - 自分の時間を確保する
逃げ場をつくる - 第三者(カウンセラー等)の力を借りる
相手を変えるのではなく、自分を守る工夫が鍵です。
エナジーバンパイアに対して弱くなるのは、
- 責任感が強い
- 優しい
- 共感力が高い
- 断るのが苦手
そんな「いい人」タイプが多いと言われます。
でも、あなたのエネルギーはあなたのもの。
誰かの機嫌を取るために消耗する必要はありません。
自分の人生の主導権を握るのは、あなた自身です。
まとめ|自分の心を守れるのは自分だけ
エナジーバンパイアはどこにでも存在します。
完全に避けることが難しくても、 「自分のエネルギーを守る」という意識を持つだけで消耗は減らせます。
今日できることから、ひとつずつ試してみてくださいね。
あなたが心地よく過ごせる時間が、もっと増えますように。


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